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5月のアートフェアの中で、ブルックリンで開催されたものはこちらのseven @ SEVENのみ。ウィリアムズバーグ地区にあるThe Boilerで5月20日までの木曜日から日曜日までオープンしている。

こちらも前述のNADAアートフェア同様、マイアミでの成功を納めてのニューヨーク初開催。7店のギャラリーによる、7名のアーティストの、たった7作品の展示。アートフェアと言うよりはグループ展のイメージだ。

会場となったThe Boilerは、若者に人気スポットのウィリアムズバーグでも少し外れた倉庫街にあり、建物自体、昔工場のボイラールームだったという。現在はsevenに参加しているギャラリーの一つPierogi Galleryの展示スペース。

入ると、とてつもなく高い屋根。

Winkleman Galleryからはアンディ・ヨーダーによるインスタレーション。子供の頃の無邪気な記憶を彷彿する、花に包まれたタイヤのブランコは実は半分しかなく、残りの半分は鏡の向こう。

展示風景。屋根の高さを活かした大型の作品が、むき出しの壁によく映えている。

seven @ SEVENの営業時間はこちらを参照。

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フリーズと同様、今年はじめてニューヨークで開催するNADA。NADAとは、New Art Dealers Allianceの略で、2002年に現代美術を扱う関係者で結成された非営利団体。出展しているギャラリーは招待ベースでこの連盟に加盟している。

NADAの会場は今年の3月、Independentアートフェアの会場となった、チェルシー地区にあるCenter 548。1階は入り口だけで、階段はかなり狭く、人ごみで身動きが取れなくなる時も。通路の様子。ブースは大きいものから、こんなに小さいものまであり。ブルックリンのRawson Projectのブース。

子供たちも現代アートを。チルドレンズ・ツアーの様子。

スウェーデンのLoyalギャラリーにて、アラー・ピーターソンの作品。Ibid Projectsのブース。
3フロアーにわたるアートを見た後は、屋上のカフェで一息。

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ニューヨークに初上陸、この5月の最大のアートフェアとなるフリーズ・アート・フェアは、ニューヨークに長く住んでいる人にもあまり馴染みのないマンハッタン島北東の島、ランダルズ島に巨大なテントを張って開催。ロンドンでの成功が大きいだけに期待がかかる。

会場入口。

この日は天気が良かったため、屋内はかなり蒸していたが、屋根の高さと、それぞれのブースの広さによる開放感は抜群。

Lissonギャラリーのアニッシュ・カプーア作品。カプーアはニューヨークのGladstoneギャラリーで個展も開催中。

マシュー・デイ・ジャクソンのコラージュ作品。Hauser & Wirthギャラリーにて。

通常ニューヨークのアートフェアに出展していない大御所ガゴシアン・ギャラリーは、ルドルフ・スティンゲルのシリーズ作品による個展を披露。広いスペースのこの贅沢な展示。

Anton Kernギャラリーのブース。このように、仮設壁を四角に区切らず、斜めに設置し人の流れや作品の見え方に工夫を加えているギャラリーを見かけた。

ドイツ・ハンブルグとレバノンに店を構えるSfeir – Semlerギャラリーのブースにて、Wael Shawskyの写真作品。

 

日本のギャラリーもいくつか参加していた。その内の一つ、小山登美夫ギャラリーの菅木志雄の作品。

Gavin Brownギャラリーには、リルクリット・ティラヴァニアの立体作品が展示されていた。

若手ギャラリーによるアーティストの個展を紹介するFrameのセクション。こちらはスイスのBolteLangギャラリーのブース。アーティストはヴァネッサ・ビリー。

野外彫刻も豊富に展示されていた。気に吊るされているのはルイーズ・ブルジョワの作品。

テントはうねりながら長く伸びており、約180ものギャラリーが軒を並べていたが、レイアウトもよく、疲れを感じずに全ギャラリーの展示を見ることができた。

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昨年と同じ会場でオープンしたパルス。約60ものギャラリーや美術機関が出展していた。

インパクトのある入り口。

ドッキリする立体作品その1、ウィル・カーツ作。ニューヨークのMike Weissギャラリーにて:

ドッキリする立体作品その2、ティンクベル作。馬の剥製を使用。ティンクベルはこれまでの作品にも剥製を使用しており、動物愛護団体から抗議を受けている。アムステルダムのTorchギャラリーにて:

こんなに静かな作品も。空白の部分はただブランクではなく、しっかりと雰囲気作りが施されている。ケルンのKudlek van der Grintenギャラリーから、ジョナサン・カラン作。

写真作品も多く取り上げられ、目立っていた。ミシガンのThe Butcher’s Daughterギャラリーにてマーヴィン・シャウニ作。

こちらはイスラエルのギャラリーZemack Contemporary Artからの出展。エラン・シャキン作。

こちらはJulie Saulギャラリーのクリストファー・ラッセルによるテラコッタ作品。

ここからはパルスの中のImpulseという、1ギャラリーにつき1名のアーティストの作品を展示するプログラム。13ギャラリーが競い、最終日に最優秀アーティストへの授賞式が行われる。

ニューヨークのSears-Peytonギャラリーから、ジョン・ハギンスによるきめの粗い写真作品。

エストニアのTemnikova & Kaselaギャラリーから、ジークリード・ヴィア―作品。

ニューヨーク・ブルックリンからはBlack & Whiteギャラリー。アーティストのピーター・ブロックが自らブースで作品制作中。

今年のパルスでは、アメリカもさることながら、海外の、特にヨーロッパのギャラリーの強い存在が感じられた。

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ニューヨークでギャラリー巡り、というとチェルシー地区が一番有名だが、一年中観光客で賑わう五番街沿いにも、実はギャラリーがたくさん存在する。


グリーンバーグ・ヴァン・ドレン・ギャラリーが入っているクラウン・ビル。両隣はミキモトとプラダ、向かいはティファニー。

チェルシー地区で見るような平屋の贅沢なスペースはどこにも見当たらないが、空高く立ち並ぶビルの中に幾つものギャラリーが店舗を構え、毎日素晴らしい美術品を展示している。営業時間中は誰でも無料で入場できる。

グリーンバーグ・ヴァン・ドレン・ギャラリーは、99年に設立、近代・現代のアーティストを扱う。現在、アメリカのアーティスト、リチャード・ディーベンコーンによる版画展を開催中。同ギャラリーは、一年前のADAAアートフェアでディーベンコーンの作品のみを展示し、販売していた。

ギャラリー入り口

ディーベンコーン(1922-1993年)は主に西海岸で活躍し、ニューヨークで台頭した抽象画と、対極的な具象画(人物像や風景画など)を行き来したアーティストだ。主に大画面の油絵が有名だが、今回の展覧会は版画のみで構成。油絵作品とは違った、より身近なスケールと題材で具象と抽象の交差を鑑賞できる。

こちらは「Green」というタイトルの作品。一見抽象的な色のブロックが並んでいるが、上部にはビルの一角と青空を連想させるような空間がのぞく。1986年のアクアティント/ドライポイント。

こちらはともすると抽象画にも見えてくる風景画「Seascape」。1962年のリトグラフ。

裸婦像にも背景の色や全体的な構図への配慮が垣間見える。1962年のリトグラフ。

晩年の作品。1986年のリトグラフ「Greyland」

ディーベンコーンの版画展は6月29日まで。

この他にも5,6月の見どころを更新したので参考にしてほしい。

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アーモリーショーとともに数々のアートフェアがニューヨークに到来して2ヶ月もしない5月の初旬に、ロンドン発のアートフェア、フリーズがニューヨーク初上陸する。現存するアーティストに主な焦点をあてるこの現代アートフェアは、毎年10月になると世界中の美術ファンをロンドンに呼び寄せるだけあって、ニューヨークでの開催が発表された時には大きな話題となった。

これまで3月のアーモリーショーと同時期に開催していたPulseなど幾つかのアートフェアはこの機会を捉え、早速フリーズに合わせた開催日程に切り替えている。またフリーズと同じくニューヨークに初めてお目見えするのは、これまで主にマイアミで開催されていたNADA (New Art Dealers Alliance)アートフェア。昨年ブルックリンで開催されたVergeは、マンハッタンに会場を移しての開催となる。これらアートフェアの開催地を下記地図にまとめたので、一人でも多くの方のアート鑑賞の参考になることを願う。


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Scope

今年はアーモリーショーのすぐ近くにテントを張っての開催。57のギャラリーやアート施設が揃った。

抽象的の作品より具象絵画が目立つ。パリのGalerie EGPのIgo Josifov作品。

メタルアート。モントリオールのArt Murギャラリーからカル・レーンの作品。

作品の雰囲気も独特。

Salon Zurcher

Zurcherギャラリー主催、たった7つのギャラリー展示からなるアートフェア。肥大化したアートフェアの群からは距離をおき、ノーホーで開催。今年は、7人の女性アーティストに焦点をおいた作品を披露した。

サロン入り口。

ギャラリー同士を仕切る壁を取っ払い、広い空間を演出。

ニューヨークのStephan Stoyanovギャラリーよりダイアナ・シュパンギンの作品。亡き父に思いを馳せる。

SPRING/BREAK Art Show

今年デビューした、「キュレーターによるニューヨーク初のアートフェア」。キュレーションされているだけあって、他のアートフェアとは違い、展示方法に関心がそそられる。ソーホー地区の元学校施設を会場に開催。何人ものキュレーターが参加している。

キュレーター:モリーン・サリバン、アーティスト:サイモン・リー&アルギス・キジス。フリーマーケットなどで見つけた古い写真をつなぎあわせてドラマチックな物語が部屋(教室)中に広がる。

トイレにも展示。キュレーター:イブ・ススマン、アーティスト:クリスティーン・レべット。女の子たちがひたすら踊る。

作品の後ろには黒板が。

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昨年センセーショナルなデビューを果たしたビデオアートを専門に扱うアートフェア、ムービング・イメージは、今年もチェルシー地区の同じ会場で開催された。


ワシの映像が大きく映る、ジャネット・ビッグスの作品。

昨年と同様の、ビデオアート鑑賞ステーションが並ぶ。

ステーションの他に、フィーチャリングされた作品もあちこちに点在。吊るされたコンクリに映写される作品。

ロシア出身のアーティストグループ、AES+Fによる不思議な世界。

ずっと見ていると吸い込まれそうになる。

作品解説パネルには、アーティスト紹介及び、作品を扱っているギャラリーの連絡先も記載。関心のある人はそれをたどってギャラリーに連絡をすることになる。よって通常のアートフェアと違って、ギャラリーの店員は会場には存在しない。

ビデオアート鑑賞には時間を要するが、ムービングイメージは程良い数の作品を展示しており、鑑賞にも疲れを感じさせない。

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インディペンデントが開催された、Dia Art美術館の跡地(真ん中のオレンジの建物)。

今年が3年目となるアートフェア、インディペンデント。アートフェアのブースを象徴する形式、ホワイトキューブ(白く四角いスペース)を取っ払い、参加するギャラリーが作品の展示にこだわりを見せた、ギャラリストによるギャラリストのためのアートフェアと言える。

観客が色のついた上着を着て写真撮影を行う、参加型アート。

向かい通し・隣り合うギャラリーの作品が交じり合う展示。他のアートフェアではまず見られない。

客層もアート界関係者が多い。

3年目にしてすでにニューヨークのアートフェアの顔となっているインディペンデント。今後の発展が楽しみだ。

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アーモリーショーと提携して開催するニューヨークのVOLTAは、マンハッタンの名所エンパイア・ステート・ビルのふもとで開催される。アーモリーショーと同じくギャラリーがブースを買い、受け持ちのアーティストの作品を販売するが、VOLTAは各ギャラリー一人の若手アーティストによる作品を展示することがルールとなっている。

スロバキア出身でまだ学生のアーティスト、アンドレ・デュブラウスキ作品を展示する、プラハとベルリンに拠点を置くJiri Svestkaギャラリー。

ジェイソン・グリングラーの作品、Stefan Ropkeギャラリーにて。

ニューヨークのギャラリー、Pool NYCによるパトリック・ジェイコブス作品。穴を覗いてみると、、、

小さな別世界が。

パフォーマンス・アートも健在。Conner Contemporaryのウィルマー・ウィルソン作品。どんどん切手が貼られてゆく。

音のアートも。ロベルト・プグリエーセとタラマ・レペトの作品。Guidi & Schoenギャラリーのブースにて。

日本人アーティストによる個展もいくつかあり。こちらはスイス・バーゼルに所在するBalzer Art Projects。たじま あおの個展。

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